Kaolu & EbAk Official Site

セルフライナーノーツ

Kaolu EbAk

Ka Pilina

1曲目はハワイから。
クムフラでありヒーラーでありシンガーソングライターでもある作者のフランク・ヒューイットさん、
彼の書いた曲の中でわたしが一番好きなのがこのKa Pilinaです。
時は真夜中〜夜明け頃、登場するのは3種の鳥たち(エレパイオ、アパパネ、イイヴィ)。
じつはとても官能的な曲。
フラダンサーにも好まれ、よく踊られています。
このアルバムのハワイ語曲は、音楽仲間であり長い友人でもある神保滋さんに日本語訳をお願いしました。

Till There Was You

デュオを始めてまもない頃、
EbAkから「一緒にやってみたい、とても素敵な曲があるんだ!」と教えてもらいました。
EbAkの世界観は最初のリハから既にできあがっていて、
美しいイントロに誘導されるまま、わたしのvo.もだんだんと完成されていきました。
ぜひ歌詞も聞いてくださいね。
CD作成中、何度か意見の相違やコミュニケーションのすれ違いで途方に暮れたこともあったけれど、
そんな時もお互い、Till〜があるから、と持ち直した、
大切な曲です。 ビートルズのバージョンが最も有名です。
今回のアルバムは"コンセプトが子守唄"。
実際に子守唄でなくても、そんな雰囲気を感じられる歌が選ばれています。

Good Night

こういう「おやすみなさい」そのもののような曲は、
アレンジではちょっと趣向を変えてみてもいいかな、と考えました。
ウクレレのカッティングに合わせて、
にっこり歌うのが気持ちよかったです。
オリジナルは、リンゴ・スターがvo.をとるビートルズの曲です。
EbAkも書いてますが、自分のCDにホワイトアルバムからの曲があるなんて…感慨深いです。

 

わたしはロックバンドの奏でる「おやすみなさい」的ソングが好きなのです。
たいていアルバムのラスト、コンサートではアンコールでやるような。
このアルバムでそういうナンバーを取り上げたくて探しました。
探したというより思い出した、というのが正しい。
例えば、エアロスミスのHome Tonight、モトリー・クルーのHome Sweet Home など。
どれも好きですが、眠りをうながす優しい歌詞のビートルズに落ち着きました。

童神

個人的に大好きで長く歌っている曲です。
古謝美佐子さん作の歌詞は、祝福されて産まれてくる赤ちゃんの幸せを願い、守ってあげましょうと詠います。
たくさんカバーもされています。
二人で特に細かい打ち合わせもしませんでしたが、最初からうまくいきました。
それぞれの思い入れが(種類は違っても)同じ方向を向いていたのでしょう。

 

収録にあたって、ウチナーグチ(沖縄の言葉)指導を、沖縄の歌手・島幸子さんにお願いしました。
具体的なレクチャーだけでなく、沖縄の歌を歌うスピリットのようなものを感じる貴重な体験でした。
島さん、ありがとうございました。

He Punahele No 'Oe

作者に女の子の赤ちゃんが生まれた時に書かれたと言われています。
そんなテーマも美しいメロディも、このアルバムにぴったりだと思いました。
この曲はとにもかくにもEbAkのリリカルなウクレレに尽きますね!
ハワイアン始めた頃から珠玉のメロディだと思っていましたが、ワルツはフラではあまり使われないこともあって、意外に知られてない。
なので、こうやってみなさんに知っていただけるのはうれしいことです。
ハワイ語対訳を担当してくれた神保さんとは、数年前までハワイの神話を朗読・音楽・フラで表現するユニットも組んでいました。
その時に触れた神保さんの翻訳がステキだったので、いつかCDでもお願いしようと思ってました。Mahalo, Jimbo.

Slumber My Darling

19世紀にたくさんの作品を残し、アメリカ民謡の父とも呼ばれたスティーヴン・フォスターの子守唄。
フォスター作品の中ではそれほど有名ではありませんが、アリソン・クラウスの神々しいバージョンで知りました。
いやあ、英語の難しかったことと言ったら。thou、thy、などの古語も出てきます。シェイクスピアか!
でも、フォスターの歌曲を収録できて幸せです。
じつはごく当初、ケルトの子守唄(の、ある1曲)も候補にありました。
さすがにゲール語は歯が立たないので早々に諦めましたが、この「Slumber〜」のメロディはフォスターのルーツであるアイルランドにつながっている気がします。
アルバム中、英語の4曲はわたしが訳詞をしました。
対訳のプロではないのでつたないものですが、歌う人の気持ちで訳してみました。
 

竹田の子守唄

京都、大阪地方に伝わる歌。日本には昔から、幼くして奉公に出され子守りなどの仕事をする娘たちが日々の辛さを歌う労働歌としての子守唄(守り子唄とも言うべき)がありました。
これもそのひとつ。
一時は放送禁止になるなど数奇な運命を辿りもしました。
わたしは大昔に「赤い鳥」(日本のフォークグループ)で知り、ずっと心に留まっていました。
決して明るくはない歌詞・メロディですが、最後に一筋の光が見えるような、そんな気持ちで歌いました。

 
 

Mokihana Lullaby

タイトルがララバイですが、内容はカウアイ島を讃える歌。
モキハナはハワイ原産の植物で、カウアイ島の島花でもあります。
その実[pua(=ハワイ語で花)と歌われていますが実際は実]をマイレの葉に絡ませてレイを作ることが多いようです。
ローナ・リム始めたくさんの素敵なバージョンがありますが、今回録音のために久しぶりに今は亡きロイヤル・ガーナーのオリジナルを聞き直しました。
80年代AORサウンドがノスタルジックでした。
アレンジは試行錯誤しましたね〜。
アルバム中のハワイ語曲3曲の発音を、わたしのハワイ語の先生ピイラニにチェックしてもらいました。
秋の午後、彼女の家でファミリーと過ごしながらのレッスンは忘れられません。Mahalo,Pi'ilani.

 

Oumagatoki

ちょっぴりセンチメンタルな優しいインストナンバー。
EbAkのオリジナルです。
なんだかほっとしますね。
タイトル決める時だけちょこっと参加しましたよ。
漢字で書くと「逢魔が時」。わたしも大好きな時間帯です。


 

星影の小径

それぞれレパートリーにしていた曲。
ちあきなおみさんの不朽のバージョンが最も有名です。
大好きでソロでもバンドでも長く歌っていたけれど、録音する日が来るなんて。
はかなく浮世離れした感じで、でも歌唱としてはきちんと、という境地を目指しましたが果たしていかに。
大人のためのララバイです。


 

Sweet Child 'O Mine

ハワイアンソングで始まったアルバムの最後はガンズ・アンド・ローゼズです。
わたしとEbAkが一緒にやるようになったポイントに「Rock好き」があります。
ジェネレーションの違う二人の共通点がガンズでした。
まだCD制作のことなど考えていなかった頃に、たしか相模原のライブで一回だけやってそのまま封印。
プリプロ終わりのある夜のセッションで、天使が降りてくるようなトリップした感じに自然に行き着きました。
これはわたしの考えるプログレでもあります。
この曲と「Good Night」ではEbAkがコーラスしています。
聞く人をどこかへ連れて行きたい…それが眠りの世界ならなお良い、そんな気持ちを込めたラストソングです。

Ka Pilina

レコーディングも終盤にさしかかるころに候補に挙がってレコーディングした曲。
キー的にアレンジが難しかったんですけど、
Low-Gの良さを生かしてシンプルにシンプルに。
オリジナルは転調してるけどあえてそのままで眠りを誘うようにしています 。
独りバンプは難しかったw

Till There Was You

この曲があったからこのアルバムが実際にプロジェクトとして作られること になったくらい大事な曲。
お試しで録ったテイクが予想外に良かったらしくその上を行くテイクが中々 録れなかったけど、
最後のレコーディングのテイクを採用しました。
最初のテイクよりまったりとした感じで、
唄とウクレレ一本で一発録りしました。

Good Night

 

Kaoluさんが提案してくれたBEATLESの楽曲。
試行錯誤してリズムを決めました。
カッティングしてるけど、優しく優しく。
心がけました。
しかし、自分のアルバムにLennon/McCartneyというクレジットが載るのってなんか不思議な気分!

童神

 

プリプロ時にこの曲だけは一回だけ演奏して
「アレンジこれで行こう!」となった数少ない曲。
嬉しかったな〜!もちろんその後よりよいものをと言うことでアイデアを出してもらいました。
沖縄のフレーズをふんだんに使ってみました。
三線ぽいフレーズも気に入ってます。

He Punahele No 'Oe

 

この曲が候補に挙がった時に
ウクレレのみのインスト曲に!ってアイデアもあったけど、
インスト曲と思わせておいて最後に唄うの面白くない?
って提案してできた曲。
この曲でレコーディングに対して怖さがなくなったかな〜
とターニングポイントの曲です。

 

Slumber My Darling

ひたすら、ただひたすらに弾いてます!
もしも、もしもウクレレ以外の楽器を入れたのなら
Yo Yo Maさんにチェロをお願いしたかったw
 

 

 

竹田の子守唄

アレンジどうしようか?と悩んだけど色々練ってみて、
シンプルにそのまま!となった曲。
シンプルは逆に弾くのが難しい!

 

Mokihana Lullaby

ハワイアンの定番曲でララバイのアルバムならこれは入れたいよね!と話していた大好きな曲。
当初はウクレレ一本のみのオケにしようかと考えていたが、スタジオでもう一本ウクレレ重ねてみれば?と、みんなの意見で生まれ変わった曲。
試しに弾いてみたらイントロの2小節くらいで「おっいいじゃん!」とコントロールルームで言ってくれてたみたいですw

 

Oumagatoki

唯一のEbAk作曲オリジナルインストゥルメンタル。
黄昏の夕焼けの色がなくなった直後、藍色の空が広がる時のこと。
個人的に作曲前の気持ちやレコーディング直後の色々な出来事が加わり
短いけど色々な想いがこもった曲になりました。

 

星影の小径

僕がなにげに提案した曲なんですけど、唄難しいんですねw
ウクレレを重ねる最初の6thのテンションが雰囲気を醸し出してくれました。

 

Sweet Child ‘O Mine

Guns N' Rosesの曲!!さすがに子守唄にこの曲ははないでしょ!って
Kaoluさんの提案を頑なに拒否してたんですが、
プリプロ終わりのアルコールも入った状態で、
上手い話しの流れで半ば強制的に試しに録音してみたらスーパーエンジニアの叶さんのスマートな導きもあり
「あれ?いいんじゃないの!」ってなってレパートリーに加わった曲。
今ではかなり気に入ってますw